2023年1月、長らく地元長野を走っていた、長野電鉄3500系が引退しました。
引退を記念し、最後の一般運用に入る、とのことで…。その期間中、2022年12月31日から2023年1月3日まで、帰省のついでに追いかけた記録をNoteにしたためました。
(写真中心です)
note.com
電車といえば長野電鉄と信越本線、そして、長野電鉄といえば普通電車の3500・3600系と特急電車2000系、という環境で育った私。
須坂駅のスイミングスクールへ、権堂のグランドシネマズへ、駅前の理容店へ、松代遠足へ。鉄道オタクとして、以外にも、日常のいろんな思い出の中にこの電車がいます。3500系の引退は、一つまた、懐かしい地元の風景が過去帳入りしてしまうことになります。
寂しさはありながら、チャリにまたがりカメラ片手に沿線を追いかけ、フリーきっぷを買って1路線をじっくり乗り回す……そんな忘れかけていた楽しい経験に、最後に導いてくれた3500系N8編成には感謝です。
せっかくなので、Twitterにカウントダウン風に毎日アップロードしていた写真も、こちらに貼っておきます。昔のデータは飛ばしたりしてしまい、馴染みの割にはあまり写真がないのが惜しいのですが…。
3500系は2回もオリンピック輸送に関わった、なかなか稀有な車輌でもあると思います。埼玉在住の友人も見送りに来たりと、広く愛された電車なこと、改めて感じました。(東武線ユーザーの彼いわく、長電は東武車はいないけど、車輌から東武を感じると。田都線に日比谷線と、確かに…)
最後の一般運用も、鉄道マニアばかり…では決してなく、志賀高原に向かう外国人観光客に、初詣に向かう善光寺平の人々に。特段の装飾もなく「いつもの電車」を貫いていました。そのせいか、正直あれから半年がたった今でも、帰省したらしれっと走っていそうな気がしてなりません。
3500系、お疲れ様でした。ありがとう。