ぱらのみっく・ういんどう

ひとり旅のブログ。乗り鉄中心、バスに船、街歩き。ひとつのテーマをじっくりと…。

憧れの台湾ナロー、虎尾の製糖軌道を歩く【虎尾糖廠・馬公厝線 2024年1月】

台湾には現役の製糖ナロー軌道が残っている。 Twitterで海外鉄道の情報をよく見るようになった10年前頃にそんな話を聞いて、ずっと気になっていた。毎年「今年で最後かも」と言われていて、しかしなかなか踏ん切りがつかず、行けないままなのかなあ…。そう思…

バンコク近郊ローカル線に乗って【タイ国有鉄道・マハーチャイ線 2023/夏】

メークローン駅といえば、メークローンの線路市場で(たぶん)全世界的に有名だろう。一方で、バンコク市内から国鉄メークローン線でアクセスしようとすると、鉄道マニア目線ではなかなかクセの強さがある。 まず、メークローン方面の列車は、他のタイ国鉄線…

ある意味世界的有名撮影地、メークローン市場への旅【タイ国有鉄道・メークローン線 2023/夏】

2023年8月、もう大手を振って海外へ行けるだろう、と、初めてタイを訪れた。バンコクを拠点に色々行ってみようか…と考えたときに、思い浮かぶのはメークローン市場とメークローン線。 メークローン市場、あるいはタイの折りたたみ市場・線路市場、といえば、…

バンコクで「都会のローカル船」に乗る【センセープ運河船・2023年夏】

バンコクの都市公共交通といえば…やはり緻密なバス網が第一。そして高架電車に地下鉄、国鉄電車と、最近は着実に軌道系交通の整備も進んでいる。 一方で、かねてよりの交通の主役は船だろう。今でも、チャオプラヤ川をゆくエクスプレス・ボートなんかは有名…

(note更新) 初めての広島電鉄を歩く【2023年・GW】

2023年のGWは、山口から岡山まで山陽筋を旅しました。宇部線小野田線に、スカイレール、尾道渡船、黄色い115系…いろいろ拾っていったのですが、一番時間を割いたのが広島電鉄です。 前々からずっと行ってみたかった。写真中心でnoteにまとめ、4記事もできて…

(note更新) とさでん交通を訪ねて【2023年・春】

2023年4月。成田からのLCCで、週末弾丸高知をしてきました。とさでん交通の乗車と撮影が目的です。写真中心に、noteを書きましたので、よろしければぜひ。 note.com note.com とさでん交通、ずっと行ってみたかった存在です。 どうも最近撮り鉄欲がムンムン…

(note更新) 長野電鉄3500系、最後の一般運用を追いかけた日々。【2022-23・年末年始】

2023年1月、長らく地元長野を走っていた、長野電鉄3500系が引退しました。 引退を記念し、最後の一般運用に入る、とのことで…。その期間中、2022年12月31日から2023年1月3日まで、帰省のついでに追いかけた記録をNoteにしたためました。 (写真中心です)note.…

Pトップと急行型客車で峠の麓へ【ELぐんま よこかわ・2022年秋】

帰省ルートについて思案。いつも新幹線一本で帰るけど、今回は日程に余裕もあるし、ちょっとばかし寄り道してみたい。色々考えたり「えきねっと」を見ていたら、ちょうど「ELぐんま よこかわ」の横川行きが空いていた。そういえば乗ったことがなかったし、ち…

まっかなBRT、気仙沼線を乗り通し【JR気仙沼線・2022年秋】

JR東日本パスの旅を計画し、前々からいってみたかった場所をいろいろ巡って3日め。そういえば、これも乗れるんだよな?と、三陸海岸のBRTに乗ってみることにした。震災復旧として鉄道の代わりにBRTとして整備された気仙沼線・大船渡線、とりあえず今回は気仙…

信濃路の”特別快速”に乗る【しなの鉄道 軽井沢リゾート号・2022年秋】

横川から県境をJRバスで越え、雨の軽井沢についた。といっても特に観光の予定はなく、これから長野まで向かう。ちょっとひねくれた帰省である。 軽井沢駅 しなの鉄道の「特別快速」 車内の様子 軽井沢→上田 特急ばりにカッ飛ばす転換三セク 上田駅 上田→長野…

まさかりの北辺を描くバス【下北交通佐井線・2022年秋】

仏ヶ浦からの観光船で、下北半島の果て・佐井港までやってきた。もうシィラインの最終は出ているし、ここからの移動手段は下北交通のバスになる。 さいはてのバスターミナル:佐井車庫 バス車内の様子 佐井車庫→佐井 佐井→大間崎 大間崎→下風呂 下風呂→大畑 …

盛夏の大蛇で風を浴びる【木次線 奥出雲おろち号・2022年夏】

「奥出雲おろち号」は、島根県と広島県を結ぶ「木次線」を運行する観光トロッコ列車で、結構長い歴史がある。ずっと気になっていたが、車両老朽化によりもうすぐ廃止されてしまうらしい、とニュースを聞く。 ああ、そうなのか、結局また乗れずに列車が去って…

SL銀河の「帰り路」を追う【SL銀河/回8533D・2022年初夏】

釜石線を走るSL銀河のチケットが取れ、日曜運行の片道全区間を乗ることができた。 朝に釜石駅を出発し、花巻駅には15時半前に到着。このあとはSL銀河の回送を追いかけつつ、盛岡まで向かうことにしたい。 SLについていた運行表(右)。ハキ→モリ の「後回8533D…

青い銀河に乗ってきた【釜石線 快速SL銀河・2022年初夏】

釜石線を走るSL列車・SL銀河が運行終了、というニュースが出たのが去年。気になっていたこの列車、結局このまま乗りに行けないのは悲しいな…と思うも冬場は運行がなく。 6月に入って、そろそろ夏だし、どうかな?とえきねっとで事前申込をしたら、釜石から花…

深山をゆく単行ツーマン快速(3637D 山田線快速リアス・2022夏)

山田線 岩手県内で完結する鉄道路線で、今は盛岡駅と宮古駅を結ぶ。2011年の震災前は、宮古からさらに三陸海岸沿いを南下し、線名の由来である山田町を経由して釜石まで向かっていた。 この区間は津波被害ののち、紆余曲折あり三陸鉄道として復活することに…

二段ベッドに寝そべって【サンライズ出雲(シングルツイン)・2022年夏】

木次線に奥出雲おろち号に乗りに行こう!と、JR西日本のネット予約サイト(e5489)に張り付いて、指定席発売開始直後の10時申し込んでみる。あっさり往復の指定席が取れてしまった。前日までずっと事前申し込みを頑張って、結局抽選漏れしていたのが嘘みたい…

駅前ホテルで駅弁モーニング【ホテルハイマート・2021年末】

久々に18きっぷ旅をしよう、あの列車に乗ってみたい…となんとなく旅のルートを決めれば、次は宿の予約。 自分の場合、こういう時はたいてい駅近のそこまで高くないビジネスホテルを予約サイトから探す。折角なので、面白い宿に泊まりたいよね、チェーンより…

はじめての成田エクスプレス、千葉から半額で。【2022年春】

2022年3月のダイヤ改正。 今年もなんか、全体的に絞っていく感じなんだなあ…としんみりしていた中、千葉の住人としてびっくりしたのが「成田エクスプレスの千葉駅停車が大幅増加」だった。 いつも通過していったキミ 成田エクスプレス、N’EXといえば、その名…

会津若松発、新津行きの最鈍行列車・227D【磐越西線・2021年末】

2021年末。ほんとうに久々の18切符旅行では、福島から磐越西線経由で新潟方面へ抜けていきました。その途中で乗った列車がなんだか印象に残ったので、ご紹介します。 ※2022年3月改正前の旅行記です。その後この列車は消えてしまいました…。 会津若松 会津若…

柳都の赤い連接バス【新潟交通 萬代橋ライン (2021年・年末)】

新潟駅は随分様変わりしました。以前来たのが2012年(思いの外前だな?)そこからホームが高架化し、万代口駅舎が解体され…今も絶賛工事中。 駅舎がない… バスの運行形態もかなり変わったようで、真っ赤な連節バスが導入されてBRT(Bus Rapid Transit)を名…

強運の国鉄急行型【えちごトキめき鉄道413系・455系 (2021年・年末)】

”えちごトキめき鉄道”は、北陸新幹線の開通に伴い、新潟県内の並行在来線の運営会社として設立された第三セクター鉄道。2015年3月以降、旧信越本線の「妙高はねうまライン」と、旧北陸本線の「日本海ひすいライン」の2路線を運営しています。 なんというか、…

朝飯前のキハ観察【関東鉄道常総線0形・310形 (2021年年末)】

茨城県を走る私鉄、関東鉄道・常総線。 ディーゼルカー行き交う、総延長51.1km非電化路線であるものの、常磐線との接続駅・取手から、常総市の中心地・水海道までの17.5kmが複線化されている路線です。 取手駅横の跨線橋より。架線がないとスッキリしますね…

スマホひとつでSLに乗りに【東武鉄道「SL大樹」2021秋】

東武鉄道の蒸気機関車に乗ってきました。 4年ほど前から運行開始したSL大樹ですが、最近オープンデッキ展望車がデビューしたり、一般運行で東武日光駅へ乗り入れが始まったりと気になる変化が。 久々の日帰り鉄道旅行を有休取得にぶつけて楽しんできました。…

荒川線の路面電車らしさを探す【都電荒川線・2021年初夏】

都電荒川線。最後に残った都電で、路面電車といいつつほとんどの区間は柵で区切られた専用軌道。東京の北の方を走る。 僕の都電に関するイメージはそんな感じで、それでもいちトラム好きとしてずっと気になっていた。もっとも、地方に住んでいた頃はたまに東…

「ラシプ」「ハチベイ」 マレーシアで日本語を蒐集した2ヶ月

2018年が明けてすぐ、2か月ほどマレーシアのペナン島で暮らしていたことがある。初海外で英語もロクに喋れないのに、なぜかインターンシップに行って四苦八苦していたのだ。 この記事はそのあたりとは関係なく、マレーシア(クアラルンプールとペナン)で見…